まち紹介1 駒ヶ根市(後編)
こんにちは!
前回は、長野県駒ケ根市の特徴や観光について紹介しました。
また、現在抱えている人口減少問題についても少しお話しました。
今回は、駒ヶ根市の行っている取り組みについて、少しご紹介したいと思います。
①こまがねテラス
駒ヶ根市は前回ご紹介したように、自然豊かな観光のまちです。
夏には山岳、冬にはスキーなど、年間60万人を超える観光客が訪れています。
「こまがねテラス」では、そのような観光客の方を中心に、
『こまがねで遊ぶなら、まずは根っこから』という思いを込め、
まちの中心市街地、商店街に訪れてもらい、くつろいでもらえるような
「おもてなし」を提供するプロジェクトになっています。
現在の活動としては主に
・商店街にある、加盟店のメニューや商品、割引サービスなどの紹介
・イベント情報のFacebookでの発信
など商店街をとりまとめ、活性化させるような活動を行っているようです。
下記HPに加盟の情報が掲載してありますが、
ジャンル分けが細かく、お店ごとに写真やメニュー、どのようなサービスを行っているのか詳しく書いてあるので、駒ヶ根に訪れる際にはぜひチェックしてください。
また加盟されているお店に訪れた際、
「商店街の経営者は、年配の方が多いので、HPやSNSで情報発信できなかった。」
と店主の方がおっしゃっていました。
インターネットを活用したい方の需要があったのか、
加盟店は年々増えており、現在はかなりの数のお店が加盟しているとのことです。
この取り組みは、立ち上がって日が浅いとのことですので、
今後、どのようなイベントや事業が行われるか期待です。
②大使村構想
「大使村構想」と聞いて、
どのような取り組みなのだろうと、イメージできる人は少ないのではないでしょうか?
大使館構想とは
(公益社団法人青年海外協力協会(JOCA)と協力を行い、世界各国の文化を紹介する施設とサービスで各国の 魅力的な文化を駒ヶ根から発信する、取り組み。
※JOCAとは、JICAから事業を委託され、青年海外協力隊事業を支援する団体。
例)大使館交流の場 を作る、国際会議やワールドブースの開催
大使村プロジェクト
大使館構想の具体的なプロジェクトになっており
・JOCAの世界80ヵ国とのネットワーク力
・地域住民と各国大使館との国際交流
・新しい文化の再構築、地域活性化 ・商店街の空店舗活用
などがプロジェクト内容となっています。
現在、実施された活動としては、「大使村まつり」が2018年6月から行われています。
2019年の活動では、世界7か国の大使が参加し、
民芸品の販売や、各国の料理が食べられる機会を提供するなど。
活発な国際交流が行われました。
2018年には、JOCAの事務所が東京から駒ヶ根市に移転し、
今後も国際交流活動の活発化期待されます。
いかがでしたでしょうか?
駒ヶ根市は、人口こそ少ないものの
・JOCA、青年海外協力隊を中心とした国際交流のまち
・2つのアルプスを持つ自然資源が豊富な観光のまち
という特色を活かし、堅実に地域に根差したまちづくりをしているといえるでしょう。