まち紹介1 駒ヶ根市(前編)
こんにちは!
今回は、アルプスと国際協力のまち「駒ヶ根市」の紹介をしたいと思います。
駒ヶ根市は、長野県南部の南信地方という場所にある人口3万人程の小さなまちです。
まちから眺める景色は壮観で、自然の圧倒的な力を感じさせます。
まちのキャッチフレーズも「アルプスがふたつ映えるまち」となっていて、
アルプスは地元の人にとって象徴的な存在であることを感じます。
標高は2,500mを越え日本で最も高いロープウェイになっており、
リフトのなかから望む景色は圧巻です。
また、ロープウェイのたどり着いた先には、千畳敷カールが広がっており、
冬には雪景色が、夏には他では見られない高山植物を見ることができます。
私が、訪れたときはあいにくロープウェイが故障しており、
訪れることはできませんでしたが、季節ごとに変わる景色を見るために、
年間を通して、多くの観光客が訪れるそうです。
また、豊かな自然だけではなく、
駒ヶ根市にはJICA駒ヶ根や、青年海外協力隊 駒ヶ根訓練所があり。
国際協力のまちとしての側面もあります。
私自身も、青年海外協力隊員として、駒ヶ根訓練所で3か月弱生活を行いました。
その中で、協力隊員と市内の小中学生との交流など、様々な活動が行われており、
最近では、市内の企業や施設と業務体験を行い、
一緒に業務改善案を考えたり、レクリエーションを行う取り組みも活発化しています。
このように駒ヶ根市は
自然と共存するのどかな「まち」でありながらも、
国際理解を深めることができる「まち」であるといえます。
一方で、他の地方都市と同様に、駒ヶ根市もまた人口の減少が進んでいます。
人口は、2007年にピークをむかえ、緩やかに減少を始めています。
第三者として、このまちに住んでみて感じた、人口低下の原因は
- 他の都市とのアクセスが悪いこと(長野市まで2時間かかる)
- 雇用がないこと(大きな工場や企業が少なく、観光業がメインである)
- 進学先がないこと(市内には看護大学が1つのみ)
ことで、若者のまち離れが進んでいることにあるのではないかと感じました。
今回は、駒ヶ根市の特徴と問題についてお話しました。
次回は、駒ヶ根市が問題解決に向け行っている取り組みを紹介して行きたいと思います。
またよろしければそちらの方もお読みいただければと思います。